Q. タコやウオノメを自分で治す方法はありますか?

治すためにはまず正しく診断することが必要です。一見タコやウオノメのように見えても、ウイルス性のいぼや他のできものである可能性が少なからずあるからです。どうしても受診が難しい方のためにタコやウオノメはどういったものなのか説明しましょう。

タコ(胼胝、べんち):皮膚の一部が慢性の刺激を受けて角質層が厚くなる病気ですが、ウオノメと違って刺激を受けた辺り全体の皮膚が少し黄色味を帯びて、厚く硬くなって盛り上がって来ます。ウオノメがふつう足の裏にできるのにくらべて、タコは足の裏以外にも、生活習慣や職業やその人の癖などにより、身体のあちこちにできます。

ウオノメ(鶏眼、けいがん):通常大人の足の裏や趾(ゆび)などにできる、直径5~7mm程の硬い皮膚病変で、歩行や圧迫により激しい痛みを伴うのが特徴です。中心に魚の眼のような芯が見えるので俗にウオノメと呼ばれます.

これらの病気とよく間違えられるのが、ウイルス性のイボです。拡大鏡でみると細い血管が見えるのが特徴です。特に子供ですと、足の裏にミルメシアと呼ばれるウオノメそっくりの“痛い”イボができることがあります。子供の足の裏にタコやウオノメのような病変をみつけたら受診したほうがよいでしょう。

ネットで検索するとたくさん画像が出てくると思います。どうしても受診できない時は、いかにもタコやウオノメらしい見た目でしたらセルフケアを試してみるとよいでしょう。自宅でできるのはお風呂上がりにハサミやカミソリですこしずつ削ることです。(カミソリは怪我に注意してください。眉毛用のハサミはウオノメを掘るのに使いやすいです。)触ってみてかたいところを削っていくのですが、削りすぎると出血するので自己責任で行ってください。

市販でウオノメ用のサリチル酸のテープが販売されていますが、使う場合は注意点があります。必ず患部より小さいものを使ってください。はみでてしまうと周囲の健康な皮膚がふやけて感染をおこすことがあります。剥がした後ふやけた部分が落ちなければハサミで切除すると、早く治りやすいです。

こんな時は必ず受診しましょう

  • セルフケアしても改善がみられないとき。
  • 病変の数が増えるとき。
  • 子供、高齢者、基礎疾患のある方。
  • 周囲が赤くなったり膿がでるとき。

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